離婚についての私見

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離婚についての私見

2015/08/07

これは私の個人的な考えです。

私は古いタイプの人間かも知れませんが、離婚はできるだけしない方がいいと考えている人間です。
洋服を変えるように離婚をしたらいいと考える方もおられるかも知れませんが、せっかく結婚されたのなら、可能な限りは辛坊をしてもそれを続ける方がいいと考えています。
それに、子供さんのためにも、安定した環境がいいと思います。経済的なこともありますが、精神的にも子供さんが安心して成長できる環境がいいと考えます。

しかし、それなら、もし子供さんが精神的に安定できないような家庭ならばどうでしょうか?
例えば父親が母親に暴力を振るうのを見て育つなら、そういう環境が果たして子供さんのためになるのでしょうか。

あるいは子供さんがまだ生まれていない家庭の場合で、夫が妻に暴力を振るったり、生活費を全く渡さないようなケースはどうなのでしょう?

このような場合は、離婚に対して抵抗がある私でも「やむを得ない」と考えます。
命に関わるようなことや、人としての尊厳を傷つけるような場合は、離婚しないと仕方がないでしょう。
また、子供さんの成長のためにも良くない環境なら離婚も仕方がないと思います。

そして実際に離婚となったならば、裁判や調停の場合は別として、協議した結果を離婚協議書に作成することをお勧めします。
財産分与、子供さんの養育費、子供さんとの面会などの条件をぜひ書面にしておいてください。
後日、トラブルにならないように、またトラブルになった時のためにも、ぜひ書面を残してください。

あなたとお子さんを守るためです。

作成に関しては行政書士にご相談ください。